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パイロットの仕事内容とは?どんな仕事があるの?

投稿日:2018年1月30日 更新日:

飛行機やヘリコプターを操縦して空を飛ぶパイロットは子供の憧れの職業。あまり公にならない業界ですし、ドラマの影響もあってか大人になっても強いあこがれを抱く人は多いのではないでしょうか。

今回は知っているようで知らないパイロットの仕事内容について詳しく解説します。国際線と国内線の違いや機長と副操縦士の仕事内容など、職業としてのパイロットについて知っていきましょう。

 

パイロットの仕事内容は操縦だけではない

お客の立場であるわたしたちからすれば、パイロットの仕事はとても華やかで給料が高く、飛行機を操縦するのが仕事であるというイメージがあります。しかし、パイロットの仕事のうち実際に飛行機やヘリコプターを操縦している時間は、ほんのわずかです。

パイロットの仕事は、人や物を目的地まで安全に確実に運ぶこと。飛行機やヘリコプターの操縦だけでなく、機体や乗客の安全に関わることはすべてパイロットの仕事です。
日々勉強をして知識を吸収することはもちろん、健康の基準を満たすための自己管理が欠かせません。パイロットは健康でないと、職を失うこともあるのです。

飛行機やヘリコプターを飛ばす前には、エンジンを準備したり計器にデータを入力したり、管制塔とのやりとりで綿密にフライトスケジュールを確認したり、キャビンクルーとミーティングをしたりします。

離陸と着陸が大きな仕事のように思えますが、飛行中は気象の変化に応じて対応を変える必要があるので、自動操縦といえども気を抜けません。飛行が終われば記録をとって機長と副機長で反省会を行ったり、整備士に機体の状態を伝えたりします。パイロットの仕事は日々の健康や訓練によって成り立っているのです。

 

国内線と国際線で仕事内容も変わる?

エアライン(航空会社)に務める場合、日本国内を飛ぶ「国内線」と日本と海外の各都市を結ぶ「国際線」の2種類に担当が分かれます

国内線と国際線ではフライトの時間が大幅に異なるのはもちろん、機内でのサービスや過ごし方にも違いがありますよね。受けるサービスが変わればパイロットの仕事も変化します。以下で詳しくみていきましょう。

 

国内線パイロットの仕事内容

日々の勉強や訓練、健康維持などは国際線と国内線のパイロットに大きな差はありません。国際線と国内線の大きな違いは、1日に担当する便の数です。国内線の場合は1日に3~5便ほどを操縦することが多く、国際線との大きな違いとなっています。

国際線の早朝便だと5時台に出発するものもあるので、朝早くから仕事をした場合は昼過ぎに退社できるという場合も。JALやANAなどの大手エアラインの場合、パイロットの勤務時間が厳しく管理されているため、法外な長時間労働をすることはありません。

国内線の場合は1日に何回も操縦するため、フライトの情報がごちゃこちゃにならないように頭の中で整理したり、計器やスケジュールの確認をしっかりと行ったりする必要があります。機長と副機長のミーティングはもちろん管制塔や整備士、キャビンクルーとの連携も重要です。

 

国際線パイロットの仕事内容

国際線は国内線と違って、1日に1便を担当するのが一般的です。往復を同じパイロットが担当することが基本で、日本から飛び立ち現地に1~2日ほど滞在した後、復路を操縦します。

「1日に1便って楽そうだし、海外に行けて楽しそう」と思うかもしれませんが、フライト中は思うように仮眠をとれなかったり、時差ボケで体調を崩したりする恐れもあるのです。このように、国際線のフライトが続くと時差ボケや環境の変化によって体調を崩しやすくなるため、パイロットは国際線と国内線を両方バランスよく担当します。

また、国際線のパイロットには航空用の英語が必要です。日本から海外の空港へ降り立つときや海外の空港から日本へ向けて出発する際には、現地の管制塔の指示に従う必要があります。国際線を担当するパイロットは英語での簡単なコミュニケーションと航空用英語をマスターする必要があるでしょう。

 

機長と副操縦士の違いは?

乗客をのせて飛ぶ飛行機は「機長」と「副機長」のふたりがフライトを担当します。機長だけで飛ぶことはありませんし、副機長だけで飛ぶこともありません。操縦席にそれぞれが座って仕事を行うことで、飛行機は安全に空を飛べるのです。以下では機長と副機長の仕事内容について詳しく解説します。

 

機長の仕事内容

機長は飛行機の中での最高責任者で、乗客を安全に目的地まで運ぶという重要な責任を負っています。部下やキャビンクルーに飛行機の安全に関わる指示を出すのが主な仕事です。

飛行機の点検や整備が終わったら、機長は操縦席で計器や燃料のチェックを行います。乗客が乗り込む前には、フライトスケジュールや気象条件などを元にしたキャビンクルーとの打ち合わせで最終的なチェックをしてからフライトに臨むのです。

フライト中は基本的には自動操縦で、常に操縦桿を握っているというわけではありません。飛行機に搭載された機械によって飛ぶ高度やスピード、航路がすべてコントロールされているので、機長は機械が合っているかを常にチェックします

離陸や着陸は手動で行いますが、フライト中のほとんどは自動操縦で飛んでいるのです。国際線の長距離フライトで、10時間以上も操縦していたら疲れてしまいますよね。疲労で判断ミスがおこらないように、自動操縦は安全面でも活躍します。

 

副操縦士の仕事内容

副操縦士は機長のサポートをするのが仕事です。フライト前には機長とルートや気象などの情報を確認しあい、安全なフライトに備えます。コクピットでは主に管制塔との通信のやりとりや、機長が操縦している間は計器に異常がないかや燃料の数値が正しいかを確認するのが仕事です。
長距離飛行で機内食が出る場合は機長と副操縦士は違うものを食べ、食中毒にあたらないように工夫します。基本的には乗客と同じものを食べますが、パイロット用に食べやすく加工してある場合が多いようです。

機内食と同様に、長距離飛行のときは機長と交代で仮眠をとらなければなりません。操縦室の後ろにある仮眠室を使い、コクピットには機長か副操縦士のどちらかが常にいる状態にしておきます。副操縦士は機長と協力し飛行機の安全に目を光らせるだけでなく、機長が安全に飛行機を操縦できるように身体の健康状態も維持できるようにサポートするのです。

 

1年目は訓練として地上勤務が仕事

状況によって働き方も変わりますが、大手航空会社のパイロット養成プログラムや航空大学などの新卒の場合は、いきなり飛行機を操縦することはありません。まずは地上勤務として航空会社の業務に慣れたり、社会人としての基本を身に着けたりします。地上勤務の主な内容は、以下のようなものが挙げられます。

  • チェックインカウンターでの搭乗券発券
  • 座席の指定
  • 預け荷物に危険物が入っていないかの確認
  • 乗り継ぎ案内
  • お客様の搭乗案内、搭乗完了の確認

航空会社といえばパイロットやキャビンアテンダントが花形ですが、地上勤務も飛行機を安全に飛ばすためには欠かせない重要な仕事です。このような勤務を1~2年続けてからパイロットとしての本格的な修行に入ります

 

パイロットは体調管理も仕事のうち

体調管理はパイロットの最も重要な仕事だといっても過言ではありません。パイロットになってからは1年に1回、厳しい身体検査にクリアしないと飛行機を操縦する資格がもらえません

優れた技術や誰にも負けない知識量があっても、健康でなければパイロットとして活躍できないのです。そのため、大手航空会社ではパイロットの勤務時間が厳しく決められていたり、飲酒を厳しく制限していたりなど身体の状態を厳しく見られます。

「パイロットは視力がよくないとなれない職業だ」と聞いたことがある人も多いはずですが、実際に身体検査では裸眼で0.7以上の視力が必要です。メガネやコンタクトレンズで矯正はできますが、健康は生まれ持った素質のひとつ。なれる人となれない人がいる職業であることには変わりありませんね。

 

パイロットの仕事は安全操縦が第一

今回は主にエアラインのパイロットの仕事内容について詳しくみてきました。飛行機を操縦するだけがパイロットの仕事ではなく、ほかにもたくさん重要な任務があるということを紹介しましたが、パイロットに求められるのは安全第一です。

ほかの任務を完ぺきにこなしても目的地にたどり着けなかったり、乗客を危険な目に遭わせたりするようなミスは許されません。パイロットの仕事は乗客を安全に目的地に運ぶことなので、安全が当たり前なのです。

安全を確保するためには様々な仕事が流れ作業のように行われますが、そこで常に緊張感を持って小さなミスや異常を発見したり、異常事態にも冷静に対処したりするような精神力が求められます

パイロットはなるのも、なった後も大変な仕事です。しかし、自分が操縦する飛行機で空を飛ぶのは誰でもできる経験ではありません。だからこそ魅力的で憧れが強い仕事でもあります。


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